実印を登録するにあたって知っておいた方が良い事

初めてでも簡単な実印の登録方法

社会に出ると、賃貸マンションを借りて住むこともありますし、自動車などの高額な商品を購入することもあるでしょう。そのような場合、賃貸契約書を取り交わしたり、自動車の登録のために必要な書類を作成したりしますが、日本の社会では一般的に、書類に自筆のサインをしただけでは商慣習的あるいは法的に効力を有さない場合があります。実印と呼ばれる印鑑を押印して初めて、その書類が効力を発揮することが多々あります。しかし、印鑑を一つ作って押印すればそれでよいというものではありません。書類に押印したのが、その印鑑の持ち主本人に間違いないことを公的に証明できる印鑑である必要があるのです。そのために、印鑑登録をしなければなりません。実際の登録方法は簡単ですが、押さえておくべきポイントを以下にご紹介します。

実印を印鑑登録する一般的な流れ

印鑑登録するためには、その印鑑の持ち主本人の氏名が印面に彫刻されている印鑑をまず用意します。印鑑が用意できたら、それを持って自分の住民票がある市町村役場に行って、印鑑登録の申請をします。運転免許証やマイナンバーカードなど、公的機関が発行した身分を証明できるものを持参していれば、即日で登録が完了します。そうでない場合には、申請が受理された後、数日たって郵送で住民票に記載されている住所に照会書が郵送されてきます。この照会書に必要事項を記入し、再度窓口に提出すると受理されて登録が完了します。なお、登録が完了すると、印鑑登録証が発行されます。この印鑑登録証と登録した印鑑がついになって法的効力を発揮しますので、別々に保管しておく必要があります。なお、引っ越しなどで別の自治体に住民票を移す場合、新しい自治体に住民票を移した後で改めて印鑑登録をする必要があります。また、登録費用は自治体により異なりますが、おおむね100円から300円程度です。

実印として印鑑登録できる一般的な印鑑

印鑑登録する印鑑を作る場合、一般的には姓と名の両方が彫刻されたものを作成します。但し、女性の場合は結婚して名字が変わる可能性もあるため、名前だけにすることも一般的です。ペンネームなどの本名以外の名前が彫刻されている印鑑や、本名以外のことが彫刻されている印鑑では印鑑登録できないので注意が必要です。材質については特に規定はありませんが、長く使用するため、黒檀などの堅い木材や水牛などの角、最近ではチタンやファインセラミックなど破損しにくい材質が一般的に用いられます。寸法にも規定があり、その印鑑を押印してできる印影が一辺8ミリメートルの正方形に収まらず、かつ一辺25ミリメートルの正方形内に収まるものでなければなりません。また、印影に外枠が必要です。必ずしも新品の印鑑でなくてもよいのですが、摩耗したりして印影が不鮮明なものだと登録できません。心配ならば新しく作り直したほうが安心です。